レインウェアを自宅でお手入れ
『モンベル』つけ込み専用撥水剤
TEXT & PHOTO / MADOKA
アウトドアシーンだけでなく日常で使用するのにも役立つ製品が多いので、じわじわと増えてゆくモンベルグッズ。
今回は、「O.D.メンテナンス はっ水剤(つけ込み専用)」を購入してみました。
レインウェアも使用していくうちに撥水性が落ちていってしまいます。
お手軽なスプレータイプもありますが、かなり思い切った量をスプレーする必要がありますし、広範囲だとムラが出来やすい。そこでムラなく馴染んでくれそうな「つけ込みタイプ」の撥水剤が気になっておりました。
まずはお試し
全く撥水加工がされていないポリエステルのエコバッグ(カルディで買ったやつです笑)でお試し。
スプレーで水をかけてみたら、当然ですが全く水を弾きません。
早速、撥水剤に漬け込みます。
※今回は新品をしようしているので軽く水洗いしただけで撥水剤へ。着用しているウェアなどはしっかり洗って、しっかりすすぐ。洗剤をしっかり落とすのがポイントだそうです。
乳白色の液体。適量を水としっかり混ぜて、10分漬け込み。手袋は必須。
漬け込み終了後は、熱を加えることが大事なようです。乾燥機で乾かすか、ドライヤーを当てる、低温でアイロンをかけるなど。
今回はタイルドライした後、ドライヤーとアイロンで乾かしました(アイロンは必ず当て布してくださいね)。
すると!どうでしょう!
思わず「お〜っ」と声が出るほど水を弾きました。
今回は撥水加工がされていない生地で試したので、差は歴然でした。ちょっとリッチなエコバックへと変身です。笑
これは色々なアイテムで活躍してくれそうです…!
注意点
様々な布製品に使用できますが、吸水加工が施された製品や中綿入り製品には使用できません。染み込んでしまうからですかね… ダウンジャケットなんかはスプレータイプの方が良さそうです。
また、熱を加えることで撥水性が発揮するので、乾燥機にかけたりと洗濯にひと手間がかかります。ご自宅に乾燥機がない場合はアイロンを当てたりと、さらに手間が増えます。一度に何枚も手入れが必要な場合などはクリーニング屋さんに頼む方が賢明かも⁈
撥水性を長持ちさせるには
洗濯はメンテナンスの基本!合成繊維は汚れが目立たないため、洗濯頻度が下がりがち。でも汚れが目に見えなくとも、普通の服と同じように定期的に洗濯表示に従った正しい洗濯を行なうようことが大事。
優しく洗って、すすぎは洗剤を残さないようにしっかりと。そして撥水性を復活させるには熱。乾燥機や、アイロンなど。
ちなみに脱水はNG。洗濯機が痛みます。乾燥機がない場合は、軽く絞ったあと水が垂れてても良いのでそのまま自然乾燥だそうです。(その後にアイロンなどで熱を当てる)
雨や雪の多い日本での生活。撥水性のあるウェアはアウトドアシーンだけでなく、街でも重宝するアイテム。日常使いのしやすいオシャレなデザインも増えました。お気に入りのウェアを見つけたら、マメにお手入れして快適に大事に使っていきたいですね。