vol.1_ ノートのこと
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PHOTO / MADOKA
「出来る男」になれるノートを探している
毎日の仕事で使うノートは書きやすくてコンパクトな方が勝手が良い。
そう気づいて、私はここ何年かは小ぶりなA5サイズのノートを使っている。
カバンに入れたり、デスクの上に置いても邪魔にならないサイズ。
仕事の打ち合わせや、FMでかかっているお気に入りのアーティストの新譜のことなど、なんでも書いておく。電話しながらのメモ帳にもなっている。
カフェとかの小さなテーブルでの打ち合わせでも都合良いのでA5サイズを気に入っている。
アピカ『Presonal 』ノート
アピカという会社の『Presonal 』というシリーズの A5 ノートを使ってきた。
本来はノートカバーとセットで使うらしいのだが、重くなるので中身の替えノートだけで。
これは1000年ペーパーとうキャッチフレースの紙が使われている。なんとも頼もしいフレーズ。中性紙という紙を使っていて、品質が劣化しにくいということだそうだ。
なにより紙の質感がとても滑らかで、ペンがサラサラと進む。このノートに書いていると仕事が出来る男になった気にさせてくれる(気のせいなのはわかっている)。
それがここのところどこのお店を探しても見当たらない。調べてみると、なんと今年の1月に廃盤になっていた。
ノートカバーが付いているのは売っているが、毎回使わないノートカバーまでセットで買う訳にはいかない。
替わりになるノートを探したが、なかなか気に入った物が見当たらない。
二トムズ『STALOGY』365デイズノート
紙質は諦めて、今回は 二トムズという会社の『STALOGY』という文具シリーズにある「エディターズシリーズ 365デイズノート」というのを使っている。
『STALOGY』という文具シリーズは good design company がディレクションをしており、このノートのデザインは気に入っている。
しかしというか、やはりというか、肝心の紙がしっくりしない。これは好みなのだが。
気分だけでも「出来る男」になれるノートを探している。
鈴木 和徳 / Director
新潟出身。アパレルのブランディング・企画・デザイン・運営の仕事をしています。