2023/02/10

Cinema Review
モリコーネ映画が恋した音楽家

TEXT & ILLUST / MADOKA

渋谷ル・シネマにて、映画「モリコーネ映画が恋した音楽家」を鑑賞しました。

500作品以上の映画とTVの音楽を手掛けたエンニオ・モリコーネ。「ニュー・シネマ・パラダイス」のジュゼッペ・トルナトーレ監督が、師であり友でもある映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネに迫ったドキュメンタリー。モリコーネ自らも登場し、自身の半生を回想します。

数々の名曲を生み出しているモリコーネ氏。あれもこれも耳にしたことがあるような傑作ばかり。本当、「天才だな〜」の一言。
個人的に印象深い曲は、ベタですが「ニューシネマ・パラダイス」「海の上のピアニスト」そして「夕焼けのガンマン」「続・夕焼けのガンマン」。
先の2曲は映画の名シーンとリンクして、自動的に涙腺が緩みます（笑）。ガンマンシリーズは、インパクトがあってすごくユニークで、クセになる（笑）。映画を観たことがない人も知っていて、映画を飛び越えて何十年も愛され続けている…すごいことですよね。

しかし数々の名画と名曲が紹介されていき、彼の功績がすごすぎるせいか、157分の長丁場。ちょっと疲れます。
もっと曲を絞って誕生秘話をじっくり知りたかった気もするけれど…彼の功績をまとめて観るには最適な映画でではないでしょうか。

ちなみに、原題は「Ennio」。イタリアではファーストネームの方が馴染みがあるのでしょうか。面白いですね。