2020/01/08

クラシック白スニーカー
『Onitsuka Tiger』MEXICO 66 SD

TEXT & PHOTO / MADOKA

一足あると便利な、定番のきれいめ白スニーカー。近年ハイテクスニーカーが流行っているものの、相変わらずローテクのきれいめ白スニーカーは定番として街でも多く見かけます。
私はキャンバスなら『コンバース』ALL STAR、レザーなら『アディダス』STAN SMITH を何度か買い替えて愛用しています。「STAN SMITH」も最近はカラーバリエーションも増えて選ぶ楽しみが増えました。

ですが今回、初めて『Onitsuka Tiger(オニツカタイガー)』のホワイトレザースニーカーを選んでみました!

創業者の鬼塚喜八郎生誕100周年を記念して、『オニツカタイガー』定番の「MEXICO 66」をアップデートしたモデルの「MEXICO 66 SD」。

細くてクラシックなデザインの「MEXICO 66 SD」。

真っ白で、クラシックなデザインがお気に入りポイント。そしてとにかく歩きやすい!
従来の「MEXICO 66」よりクッション性が増し、フィット感も向上。実際に試着して比べてみましたが、確かにクッションが効いています。
クラシックスニーカーは疲れやすいものも多いですが、これはかなり楽です(もちろんニューバランス等のクッション性が強いタイプよりは劣りますが)。靴底が薄いデザインはカッコイイのですが、買い物などで長時間ウロウロしても、個人的にはとても楽に感じるのでこちらを選んで正解でした。

↓左が「MEXICO 66」、右が「MEXICO 66 SD」。クッションに厚みがあるのがわかります。

また、靴裏の鱗のようなデザインが見た目も可愛く、滑りにくい作り。

「MEXICO 66 SD」は靴紐が細い革で、デザイン性がアップ。
反面、革紐は滑りにくいので、靴紐をギュッと一気に絞りにくいのがズボラさんには難点。

価格は税込16,500円。同じレザーのホワイトスニーカーの定番、『アディダス』STAN SMITH に比べ、お値段が少々高いのが気になりますが …
特徴である「ストライプ(ナイキのスウォッシュのようなもの)」の部分や、先に述べた靴紐など、凝った作りになっているので、許容範囲ですかね。

かかと部分のデザインが好きです。

初めて買った『オニツカタイガー』。せっかく日本のブランドなので日本製モデル「NIPPON MADE」から選びたかったのですが、真っ白いデザインが無かったのでこの「MEXICO 66 SD」を購入しました。ベトナム製です。

MEXICO 66 SD・ホワイト×ホワイト

こちらは旧モデルのホワイトなので、売り切れ次第販売終了の模様。(→2020年1月現在、在庫が追加されていました。)

そして2019年12月に新モデルのホワイトが販売されています。画像で見る限り、色は少しクリームがかって見えます。これはこれで可愛い。(しかし税込18,700円と、価格が上がっている…!)

MEXICO 66 SD・ホワイト×ホワイト(NEWモデル)こちらは完売、販売終了の模様です。

サイズ感はスリムなので、足幅が気になる方はハーフサイズ~ワンサイズアップがお勧めです。

大手ディスカウント靴店などでの販売をしていないので、目にする機会が少ない『オニツカタイガー』ですが、きれいめスニーカーをお探しの際は、選択肢のひとつとして思い出してみてください。
長時間歩いても疲れにくく、どんなファッションにも合わせやすい。他人との被り率も下がるのでお勧めです。

『オニツカタイガー』らしい赤と青のストライプもカッコイイです。たくさんモデルがあるので是非一度チェックしてみてください!

『Onitsuka Tiger(オニツカタイガー)』について

名前は知っているけれど、まだ手に取ったことがない方も多いような印象の『オニツカタイガー』ブランド。
1949年創業と歴史は古いのですが、他社との経営統合により会社名・ブランド名を現在の『アシックス』に改名したことにより、25年の間『オニツカタイガー』のブランドは一時的に消滅しています。復活したのは2002年。映画「キル・ビル」で着用されたことで注目されました。

先にも記しましたが、ブランドイメージを守るために大手ディスカウント靴店での取扱いがありません。直営店も東京にはたくさんありますが、地方はまだまだ少なく、思いがけず出会うという機会が少ない。
私も今回初めてふと思い立って直営店に足を運びましたが、それまであまり手に取ったことが無く、試着は初めてでした。ブランドイメージと、多くの人に触れてもらう機会のバランス。難しいですね。

ブランドの歴史については公式サイトに詳しく載っています。創業者の鬼塚さんという人は、アイデアと情熱に溢れたすごい人です。今後も愛され続けるブランドであって欲しいです。

『Onitsuka Tiger』と『NIKE』

余談ですが私が『オニツカタイガー』に興味を持つきっかけとなったのは、数年前に話題になった『ナイキ』創始者フィル・ナイトの「SHOE DOG」という本です。

あの『ナイキ』創始者が『オニツカタイガー』を売っていたなんて!しかしさすが『ナイキ』創始者なだけあり手強い人で、その後『オニツカタイガー』と裁判沙汰になったり。とても興味深い内容だったので未読の方は是非。

SHOE DOG(シュードッグ) 靴にすべてを。
画像出典:楽天ブックス

『Onitsuka Tiger(オニツカタイガー)』情報

MADOKA(Bugs Design)
Designer
このサイトの運営担当。普段はグラフィックデザインやイラストのお仕事、アパレル企画のお手伝いをしています。
\ SHARE! /
RELATED PAGE