2023/01/18

冬の首元事情の件
『エンダースキーマ』ピッグスエード スカーフ

TEXT / MASATOSHI KAWAMATA
PHOTO / MADOKA

防寒対策にマフラーはしない、そのかわりレザースカーフを巻く

僕はマフラーやストールが苦手。
仕事のスタイリングでは使いまくるくせに、いざ自分のスタイリングになるとまずしない。そもそも暑がりで汗っかきだし、高機能なダウンやカシミヤ混のニットなどがあれば、都会の寒さには充分に耐えうる。
だけど、コーディネートにおけるニュアンス作りにおいては、非常に重要なアイテム。首元を温めるという本来の目的ではなく、ちょっとでも「あの人お洒落だなぁ。」と思わせたいがために僕が巻くのが、『Hender Schem(エンダースキーマ)』のレザースカーフです。

「エンダースキーマ」のピッグスエード製スカーフ

片面にピッグスエード、もう片面はピッグスキンを使用した三角形型のレザースカーフ。
くるくると丸め、首に添わせてさっと巻く。結ぶのではなく、ラフな感じのほうがいい。そのほうが素材の柔らかい質感と二面性のある表情がぐっと引き立つ。
このユニークな発想のスカーフはどんな巻き物よりも存在感を与えてくれるのです。

ただ、唯一悔やまれるのは、カシミヤのマフラーだったら、デートのときに大切なパートナーを温めてあげることができるのに、こいつはそんなお決まりのシチュエーションすら叶えてくれないところにあります(笑)。愚直なまでに自分のスタイリングを楽しむしかないのだ!

とにかく、この時期は何かしら首に巻くことが多くなる季節。マフラーにせよ、ストールにせよ、スカーフにせよ、自分らしいものを取り入れて、スタイリングにちょっとしたスパイスを加えてみてください。

僕の最終目標は、シンプルなシャツにエルメスのヴィンテージスカーフが似合う男なのですが、まだまだ遠い未来のお話なので、とりあえずはレザースカーフを巻き続けることにします。
それではまた。

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MASATOSHI KAWAMATA
河又 雅俊 / Stylist
東京都生まれ。フリーランスのスタイリストとして、主にメンズ誌や広告、WEB媒体で活動中。グリーンやオリーブなどの緑系好きで、ファッションのみならず、あらゆるものをグリーン色で埋め尽くしたいと思っている人。
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